仮想通貨を始める方に読んでほしい記事

【B2X】ビットコインのSegWit2xを解説。ハードフォークの流れ、各社の対応など

ビットコインゴールドが10月24日に分岐し、11月上旬には付与される予定です。

ビットコインゴールドは、大資本やマイニング工場に支配されているマイニングの現状を解決し、GPUを使って個人でも手軽にマイニングに参加できるようにした通貨です。

【BTG】ビットコインが分裂してビットコインゴールドが誕生!個人でもマイニング(採掘)に参入しやすくなる

しかし、11月にも「SegWit2x」のビットコインのハードフォークが予定されています。

実は、ビットコインゴールドよりもこの「SegWit2x」の方が大問題なんですね。

今回は、SegWit2xで誕生するビットコインSegWit2x(B2X)についてご紹介いたします( ´∀`)

 

8月のビットコイン分裂騒動からできたニューヨーク協定(NYA)

そもそも8月になって起きたビットコイン分裂騒動は、ビットコインのスケーラビリティ問題が発端です。

ここ最近になりビットコインの取引量が増えたことで、処理能力が遅かったり、送金に時間がかかるなどの問題を抱えています。

これを「スケーラビリティ問題」といいます。

この問題を解決するために、

  • SegWitによって処理能力の向上をする「SegWit案」
  • ブロックサイズを現在の1MBから2MBへ引き上げる「ビッグブロック案」
の2つの案が発案されました。

この2つの案の妥協案としてニューヨーク協定(NYA)が合意されることになります。

ニューヨーク協定(NYA)とは

ビットコインにSegWitを導入し、ブロックサイズを現在の1MBから2MBに拡張するハードフォークを実行する計画が合意されます。これがSegWit2xの元になる協定です。

8月の分裂騒動を回避するためにできたNYAが、皮肉なことに今回の11月分裂騒動の原因になってしまっているということですね( •̀ㅁ•́;)

b2xのハードフォークは11月15日前後

2x Countdownより

現在、ビットコインの分裂でビットコインSegWit2x(B2X)が誕生するのは、2017年11月15日前後とされています。

日時はブロックの進み方によって変動するので、この時間から前後はするでしょうが、おおよそこの時期に分裂されるでしょう。

SegWit2x(b2x)には問題が多い

B2Xの最大の不安な要素は、開発者が1人だということです。

ビットコインもアルトコインも、開発は10人〜20人が関わっているとされているため、問題が発生したときの対応ができるのかどうか不安です。

また、現時点でもセキュリティ面で多くの脆弱性が指摘されていて、仮に分裂後に今のビットコインの代わりのメインチェーンになってしまえば、大パニックになることは間違いないでしょう゚(゚A゚;)

SegWit2x(b2x)はマイナーの支持が低くなっている

もともとSegWit2xは、マイニングによる報酬が増えることで多くの利益を得ることができることから、マイナーの支持が集まっていました。

しかしながら、11月に近づくにつれてSegWit2xの支持率が落ちています。

ビットコイン取り扱い企業の対応

ビットコインのハードフォークについて、ビットコインを扱う各企業の回答が出はじめています。

Bitfinexでは、B2Xが先物取引開始

香港の取引所「Bitfinex」では、「B2X」の先物取引が開始されています。

Bitfinexは、どちらのチェーンがハッシュパワーの過半数を得るかに関わらず、ビットコインキャッシュのときと同じように「B2X」をアルトコイン扱いにすると発表しています。

Coinbaseはマイナーの支持に従う

仮想通貨取引所のCoinbaseでは、B2Xはアルトコイン扱いで上場させ、その後マイナーが支持したほうを「BTC」として扱うとのこと。

追記:11月1日、コインチェックがB2Xについて発表

https://twitter.com/nomad_btc/status/925552624111206400

ビットコインが最高値の75万円をタッチするなど、ビットコインの価格上昇が続く中、コインチェックが「SegWit2xへの対応」を発表しました。

  • 分裂は11月15日前後
  • 発生したB2Xは付与を行う予定
  • ショートポジション(売り)には同量の返済義務
  • リプレイプロテクションが無いなどの脆弱性があれば対応を変更

コインチェックが「付与をする」と発表したということは、国内の各社も似たような対応をとってきそうです。

ただ、現状はリプレイプロテクション問題もその他脆弱性も解決されていません。分岐まであと半月ですが、海外も含めた各社の対応は要チェックです。

保有ビットコインの価値が消失する可能性

11月15日前後のハードフォーク時、ビットコインを保有していればB2Xが貰えることになりそうですが、B2Xにマイナーの多くが移動するとB1Xがしばらくの間まともに取引ができなくなる可能性があります。

(ただでさえスケーラビリティ問題で処理が遅れているのに、マイナーが減るとより深刻になる)

そのため、ビットコイン(B1X)の価格は大幅に下落。

B2Xも信用できそうにないので、両方が使い物にならなくなる可能性があります。

その他の企業は

現在、Bitcoin.orgがNYAに署名した企業50社に対し、B2Xについての対応の表明を求めているとのことです。

日本ではビットフライヤーが対応表明を要求されています。

他の取引所も「B2Xをアルトコインとして扱う」と表明すれば大きな混乱は起きないとは思いますが、仮に11月誕生のB2Xがビットコインとして扱われてしまうと、大混乱が起きそうです。

危機感を持っている人は少ない?

8月1日にビットコインのハードフォークを経験しているためか、前回より危機感を持っている人は少ないように思います。

ただし、今回はビットコインキャッシュやビットコインゴールドの分岐とは違い、メインチェーンをどちらにするのかという「攻撃的」なハードフォークであることは間違いありません。

個人的には、マイナーがB1XからB2Xではなく、BCHに移動することで、ビットコインキャッシュが真のビットコインとなりかわる可能性もあるのではないかと予想します。

実際、そのときになるまでどうなるかは分かりません。

万が一に備えて、ビットコインを法定通貨やUSDTに逃がしておいた方がいいかもしれませんね。