こんにちは、カズト(@nomad_btc)です。
今月23日、アメリカで人気の株取引アプリ「ロビンフッド」が、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を手数料ゼロで取引できる「ロビンフッドクリプト」を、ユーザーを限定してサービス開始したと発表しました。手数料ゼロ!
ロビンフッドとは
- 株式市場のインスタグラムとも呼ばれるアメリカで人気のアプリ
- 2月末までにビットコイン、イーサリアムを取り扱い開始
- 100万人以上の事前登録
- 今後はNEO、OmiseGO、LISKなど10種類以上も追加か
ロビンフッドは従来の株取引サービスと違い、ユーザーから手数料をとるのではなく、ユーザーの預け入れた資産や証拠金取引の金利で利益を得るビジネスモデルが注目を浴びています。
今回はじめる仮想通貨取引「ロビンフッドクリプトも「手数料無料」で提供し、株取引サービスで得た400万人のユーザーを仮想通貨に引き込むことを狙っています。
同じくアメリカで有名なCoinbase(コインベース)などの仮想通貨取引所では取引ごとに「0.1~4%」の手数料が発生しているため、ロビンフッドの手数料無料の魅力につられて他の取引所からの乗り換えも期待できるでしょう。サービス開始前の事前登録では100万人以上の登録があったそうです。
ロビンフッドが仮想通貨に参入した理由
ロビンフッドは仮想通貨への参入についてこう語っています。
「仮想通貨にはマネーを根本から再編する力があると考えている。これまで金融機関が握っていた権力が人々の手に委ねられる」
「当社はこのビジネスを損益ゼロとなるように運営していく計画だ。当面は収益は期待していない。ロビンフッド・クリプトは、顧客ベースの拡大と既存顧客へのサービス向上を重視する」
悪政、強引な税金のとりたて、自分のお気に入りの貴族に地位を与えるなどの理不尽な政治を行う王に怒った元騎士が、横暴な貴族からお金を奪って貧しい人たちに分け与えたという、「イギリスの昔話のロビンフッド」からとられているといわれています。
日本でいう「ねずみ小僧」みたいなものですかね?
ロビンフッドの取扱通貨は?
22日にリリースされたのはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)の2種類ですが、ウォッチリストに対応する予定の通貨は10種類以上あります。
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ビットコインゴールド(BTG)
- イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)
- ライトコイン(Litecoin)
- リップル(Ripple)
- リスク(Lisk)
- ネオ(NEO)
- ダッシュ(Dash)
- ジーキャッシュ(ZCash)
- モネロ(Monero)
- クオンタム(Qtum)
- オミセゴー(OmiseGO)
- ドージコイン(DogeCoin)
カリフォルニア州など5州でサポート
22日にロビンフッドクリプトがサービスを提供した地域はカリフォルニア州、マサチューセッツ州、ミズーリ州、モンタナ州、ニューハンプシャー州のアメリカ5州。
今後地域を増やしていく予定とのことです。
ロビンフッドクリプトの紹介映像
ロビンフッドクリプトの紹介映像も公開されています。
年明けにビットコインの価格が200万円台を割って以降、冷え込みを続ける仮想通貨市場への起爆剤になるかもしれません。