2月28日までICOを実施していたBANKERA(バンクエラ)は、最終的に162億円(歴代4位)の資金調達に成功しました。
今回は、BANKERA(バンクエラ)のプロジェクトについてまだ知らない人にも分かるよう解説していきます。
BNKの購入方法
まず、BNK(バンクエラトークン)を購入する方法について。
BANKERA(バンクエラ)のICOは終了しているため現在は購入できず、今後上場する取引所で売買することになります。
すでに上場する取引所は発表されており、
- HitBTC(ヒットビーティーシー)
- SpectroCoin(スペクトロコイン)
- BANKERA取引所(バンクエラ)
に5〜6月の間に上場する予定です。
BANKERA取引所はまだオープンしていないので、今のうちにHitBTC(ヒットビーティーシー)かSpectroCoinのアカウントを作成しておいて、上場後にBNKを購入する準備をしておきましょう。
BANKERA(バンクエラ)とは
- BANKERA(バンクエラ)
- ブロックチェーン時代の銀行をめざす
- 年利5%のETHが配当で毎週もらえる
- NEM財団のCEOがアドバイザー
- 取引所上場を準備中
- デビットカード、決済代行サービスの運用実績
BANK=銀行
ERA=時代
現代の新しい銀行、BANKERA(バンクエラ)。
BANKERA(バンクエラ)は既存の無駄の多い銀行業務をブロックチェーン技術を取り入れて効率化し、仮想通貨時代の新しい銀行を目指しています。
- 通貨両替
- 決済代行
- 預金
- ローン
- 投資信託
- デビットカード
BANKERA(バンクエラ)は既存の銀行が担う上記の役割を取り扱い、ブロックチェーン技術を使うことで低い手数料・短い送金などの効率化を実現します。
トピックス:BANKERAはバヌアツの銀行を買収
BANKERA(バンクエラ)はICO期間中、バヌアツの銀行を買収したことを発表しました。
ブロックチェーン時代の銀行を現実化するため、20年の歴史をもち、優れたチームを持つ銀行である「PacificPrivateBank」を買収することで、ブロックチェーン銀行としての成功がより近づいたと言えます。
「PacificPrivateBank」はそれほど大きな銀行では無いようですが、仮想通貨の銀行をめざすBANKERA(バンクエラ)が実在の銀行を買収することで「金融(投資)のノウハウ」を蓄積し、銀行ライセンスを取得したことは大きな一歩です。
BNKを保有すると配当がもらえる
BNKトークンを保有している人は、SpectroCoinとBANKERA取引所で発生した事業利益の20%がBNK保有量に応じて配当されます。
ICO実施中から今まで毎週木曜日に配当されており、この配当目当てにBNKを保有する人も今後増えていくと思います。
今夏までにはBANKERA取引所がオープンされる予定なので、この取引所がオープンされて盛り上がればさらに収益が増加→BNK保有による配当が増えますね。
SpectroCoin(スペクトロコイン)
「SpectroCoin(スペクトロコイン)」は、すでに80万人以上のユーザーが存在しているBANKERA(バンクエラ)の試作サービスです。
仮想通貨と法定通貨を預けられるウォレット機能・デビットカードの発行をうけもち、2018年4月にはSpectroCoinのデビットカードが発行開始されます。
SpectroCoinはコールドウォレット管理
SpectroCoinではBTC以外の他暗号通貨もコールドウォレットで保管されています。
— Bankera Japan (@BankeraJP) 2018年1月26日
コインチェックのNEM流出事件を機に、大切な資産を預ける仮想通貨取引所のセキュリティは厳しくみられています。
BANKERA(バンクエラ)では、BTC以外の暗号通貨(仮想通貨)もすべてコールドウォレットで保管しています。
インターネットに接続していないコンピュータで管理するウォレット。紙に書き出すペーパーウォレットやハードウォレットを指す。オフライン環境で管理することで、不正アクセスによって外部から仮想通貨が盗まれることがなくなる。
SpectroCoin間の送金手数料は無料&即時
SpectroCoin間の送金は送金手数料が無料・着金も即時で行なわれます。これは、SpectroCoinがオフチェーンという技術を取り入れているためです。
ブロックチェーンの外でデータをやりとりする技術のこと。
BANKERA(バンクエラ)取引所

BANKERA取引所のデモ画面
バンクエラは、自社で独自の取引所を提供する予定です。すでにデモ版が公開されていますが、デザインがシンプルでキレイです。
取引所としては後発ではありますが、BANKERA取引所には他にはない次のような特徴もあります。
- BNK建で取引すると取引手数料が無料に
- 今後はERC20・XEMモザイクトークンを追加
- Lympo・IQeonなどのICO直後のトークンも上場
バイナンスが世界最大の取引所に成長できたのは、その豊富なトークンのリストが起因しているでしょう。
BANKERA取引所もERC20・XEMモザイクトークンを積極的に取り入れ、売買できる独自のトークンを増やしていけば、手数料無料のメリットとともに今後注目されるんではないかと思います。
BANKERA取引所を使う人が増えれば、その中で使われるBNKトークンの価値も自然と高まっていくと考えています。
最後に
BANKERA(バンクエラ)はICO実施中に、配当を継続して分配する仕組みなどから「ポンジ・スキーム」という詐欺を連想した人も多かったようです。
特にプレICO前は否定する意見が多かったのですが、実際に配当が分配されはじめ、現在は順調に機能していることで、マイナスなイメージは払拭されつつあるようです。
ICO割れの懸念
また、BANKERA(バンクエラ)はICOの実施期間が長かった(4ヶ月間)ため、実際に上場したときに欲しい人はいるのか?ICO割れしてしまうのでは?と懸念されています。
ICOに参加した人数も10万人を超えていますし、HitBTC(ヒットビーティーシー)上場時にICO割れしてしまう可能性は十分に考えられますが、今後のBANKERA(バンクエラ)の事業展開を考えると私はまだまだ今の価格は安いと思っています。
BANKERA(バンクエラ)はそのプロジェクトの性質から、正しく理解されて信頼を得るには時間がかかる可能性がありますが、気長に応援していきたいプロジェクトの1つです。
上場時にすぐ購入できるように準備しておきたい方は、以下のリンクから詳しくご覧ください。