仮想通貨の買い方ガイド2018

2018年4月、ALISのベータ版公開記念イベントの徹底レポート

ALISクローズドβ版公開記念イベント

先日東京で行なわれた『ALIS クローズドβ版公開記念イベント』に参加させていただきました。

これまでもALISは各地でミートアップを開催していましたが、私が実際に参加したのは今回が初めてです。

ちょっと遅くなっちゃいましたが、ALISミートアップの内容をカンタンにまとめてみます。おさらいとしてご覧ください。

配布物

ALISプラットフォームの目的

ALISは信頼性の高い情報・人に素早く出会えるソーシャルメディアプラットフォームです。信頼できる記事を書いた人、それをいち早く見つけた人が報酬を獲得することで信頼できる情報を蓄積するプラットフォームの実現を目指します。従来のメディアにありがちな広告のためのコンテンツ、ステルスマーケティング、信頼性の低い情報にうんざりしている人々を解放することがALISの目的です。

 

(ALISイベント配布パンフレットより)

ALISは、信頼性の高いコンテンツを生み出す人・それをいち早く見つけた人に報酬を与え、ユーザーが欲しい情報を効率的に収集するためのプラットフォームです。

ALISは日本をベースにしたチームで、まずは日本のマーケットでのサービス提供をはじめ、その後グローバルに展開していきます。

ALISについては次の記事で紹介しているので、こちらもどうぞ。

講演:サイバーエージェントビットコイン 卜部氏

サイバーエージェントビットコインの代表取締役である卜部氏の公演が行なわれました。公演では、サイバーエージェントグループが本格的に仮想通貨事業に進出し、業界を牽引していく存在になりたいという今後のビジョンを語っていました。

先日報道された『サイバーエージェントビットコインの取引所参入の断念』について、競争激化・コインチェック事件による金融庁の認可の厳しさを理由だと話します。

取引所への参入は諦めましたが、今後はサイバーエージェントの強みである『エンタメ』の切り口で仮想通貨に取り組んでいきます。

卜部さんが熱く話す『Token Economy – 法定通貨の代替だけじゃつまらない』というメッセージが印象的でした。

講演:パートナー弁護士 川合先生から法律面に関して

続いて、パートナー弁護士の川合先生から法律面からみた仮想通貨の現状についての公演がありました。

現在の日本でのICOの解釈

ICOトークンは、トークンセール(販売開始)時点から資金決済法の『仮想通貨』に該当します。

仮想通貨を販売するということは、現状の日本の法律では『仮想通貨交換業』に登録するか、登録済みの業者(Zaifなど)に販売を委託する必要があります。

つまり、国内でICOを実施するのは現状ではかなり困難だということ。

Airdropなどの配布は?

無料配布する場合はこれに当たらない(交換業は不要)そうです。

想定されるICOの流れ

  • STEP.1
    交換業者へのICO取り扱いの申請
    Zaifなどの認可済み業者に申請します。
  • STEP.2
    取引所のICOトークン審査
    ポエム・スキャムじゃないか?
  • STEP.3
    (自主規制団体への届け出)
    まだ準備中のため、今のところここは省くことになる
  • STEP.4
    金融庁への事前説明
    ICO実施前に、金融庁に事前説明をします
  • STEP.5
    取引所を通じたICOの実施
    ICOトークンセールを実施します
  • STEP.5
    金融庁への事後届け出
    最後に金融庁への事後届け出をします

本来はこのような手順でICOトークンセールをしなければなりませんが、この流れでICOを実施した事例はまだありません。

新規の仮想通貨交換業登録について

では、新規の仮想通貨交換業がどれだけ進んでいるかというと、コインチェックの問題を受けてほとんど登録審査は進んでいないようです。

現在100社以上が登録に向けて金融庁と接触していますが、かなり時間がかかりそうとのこと。

川合先生が注目しているのは『海外取引所』が日本で仮想通貨交換業登録を目指す動きが進んでいること。フオビーやバイナンスなどの大手取引所もその対象なのでしょうか。

『法律では追いつかない』

川合先生は『イノベーションのスピードに法制化は追いつかない』とし、法律を整える前に自主規制団体などでソフト・ロー(健全な自主規制)による対応が必要だと話します。

そのために、先日発足した新たな自主規制団体がきちんとルールを決め、ICOを実施する側・参加する側の双方にとって分かりやすい環境を整えることが大切です。

パネルディスカッション

川合先生の登壇後、登壇された講演者によるパネルディスカッションが行なわれました。

日本における仮想通貨について、将来のこと

  • 日本ではまだ投機目線で見られるが、海外ではすでに実需面がよく語られている。
  • 安さん「もっともっとプレイヤーが増えなければならない」「日本はまだ法規制の議論が中心。ここを突破できれば世界に先駆けて日本がブロックチェーンの中心となる地域になれる」
  • 川合さん「今の若い世代と、世の中を意思決定している40〜50代とでは感覚が全く違う。有識者会議でもその先が見えていない意見が多いと感じる。」

トークンエコノミーについて

  • 卜部さん「仮想通貨のコミュニティは素晴らしい。株主などとも全く違う」
  • 安さん「作ったものを提供する、ではなく、ユーザーと一緒にプロダクトを作り上げるプロセスが大切。そのためには開発進捗も透明でなければならない」

海外に比べて日本で新しいICOプロジェクトが出てこないのはなぜ?

  • 卜部さん「ルール(規制)が決まっていないことがある」
  • 川合さん「ICOについて厳しい国は他にもあるが、厳しいとしてもはっきりとルールを決めなければならない」「できる環境を早めに整えたい。特に税制は(法制化の)ハードルが高い」
  • 河合さん「ただ、規制だけの問題ではない。エンジニア不足もある」
  • 安さん「日本人の英語力が無いことも原因。情報が入ってこない、取り残される。海外の人と仕事を刷ることに慣れていないことなどを実感した。」

ICOプロジェクトのアイデアがある人へ

  • 安さん「川合さんが国内でのICOの環境整備をしてくれるはず。ICOプロジェクトを始めたい意欲的なチームは今のうちにアイデア・人を集めて虎視眈々と狙ってみて欲しい。」

講演:ALIS CEO 安氏からALISのロードマップ・ビジョンについて

ALISの目的は『信頼の可視化で今までに生まれなかった繋がりをつくる』こと。

資本には3つあり、それぞれ金銭資本・自己資本・社会関係資本に分けられます。安氏は『今後は社会関係資本が重要視される時代になる』と話し、そのためには『信頼を可視化』する必要があります。

ALISはブロックチェーンを通じて信頼の可視化に挑戦します。

株式会社→トークンエコノミー

この挑戦により、事業開発の構造変化が訪れます。

これまで経済に大きく貢献してきた『株式会社』は、ゴールが株主の利益です。そこに関わる従業員やユーザーとは目的がバラバラでした。

トークンエコノミーでは、最終のゴールが『コミュニティの価値』のため、従業員・投資家・ユーザーが同じ方向をみて盛り上げるために取り組むことができるわけです。

ALISプラットフォームのマイルストーン

ALISは記事投稿のプラットフォームです。

  • STEP.1
    記事を書く・読む
  • STEP.2
    記事を評価する・される
  • STEP.3
    トークン獲得
  • STEP.4
    記事を書く・読む

というサイクルをつくるため、ALISは次の3つのマイルストーンを重視し取り組みます。

①使い心地の磨き込み

まず1つめはユーザーの使い心地の磨き込み。

ALISの記事は書き手が非公開/公開を設定できますが、トークンで購入した人だけ読むことができる仕組みも今後導入していきます。

また、トークンを支払って記事のリクエストを送ることもできるようです。

「この人の記事をもっと読みたい」という場合にリクエストを送り、書く側もリクエストによってモチベーションが維持されます。

②評価ロジックの磨き込み

続いて評価ロジックの磨き込み。

ALISはランク制度を導入し、信頼度に応じたランクが設定されます。

上位ほどたくさんの報酬を得られるしくみですが、後から参加した人が不利にならないよう「3ヶ月に1回ほどの頻度でリセットをする」ことで、平等にこの評価ロジックを運用することができます。

またトークンパワーを委託する制度も考えており、「記事の探索」を委託することもできるようです。

③トークン価値の上昇

最後に、一番気になる『ALISトークンの価値はどうやって上げるのか』。

安氏は「トークン価値は需要と供給のバランスで決まる」と話します。そのために、流動性を高める施策を打っていくということです。

まずは「投げ銭機能」を導入し、ALIS内でALISトークンを循環させること。その次に、APIを公開してALIS外でも使えるようにオープンにする。

インターネット上だけでなく、リアル店舗決済でもALISが使われるように取り組んでいくそうです。

最後に

ALISのベータ版はすでに公開されており、リリース当日でも500以上の記事が投稿されていました。

PCからもスマホからも閲覧できるので、ぜひ一度いろんな記事を読んでみてください(๑•̀ㅂ•́)و✧

以上、ALISレポートでした。