今回は、ビットコイン・仮想通貨の取引をするなら欠かせないセキュリティ「2段階認証」についてです。
仮想通貨の取引をしているみなさんは、2段階認証は設定していますか?
まだしていないのなら、真っ先にやるべき最低限のセキュリティです。必ず設定しましょう。
2段階認証とは
通常、取引所のアカウントのログインするときには「ID」「パスワード」を求められます。
これに加えて、もう1つの認証を加えるのが「2段階認証」です。
2段階認証を設定していると、ID・パスワード入力後に2段階認証の入力を求められます。
2段階認証のアプリを開き、一定時間しか使えない6ケタのコードを入力することで、ログインが完了します。
この2段階認証を使うことで、アカウントの安全性を大幅に向上させることができます。
特に、取引所に多額の資金を保有している人は、絶対に2段階認証を設定しておいたほうがいいと思います。
2段階認証の設定方法
2段階認証には「Google Authenticator」というアプリを使います。
以下のリンクよりインストールしてみましょう。
アプリを開いて、右上の「+」ボタンから「バーコードをスキャン」を選びます。
QRコードリーダーが立ち上がるので、取引所側で「2段階認証を設定する」項目を選び、
QRコードを読み取れば設定完了です(´ω`)
その際、アカウントキー(シークレットキー)を必ず控えましょう。
スマートフォンが壊れたときに、このキーがを使って復元することができます。
画面をスクリーンショットに保存したり、印刷しておくのが良いです。
(外部に漏れてはいけないキーなので、厳重に管理してください。)
設定後の使い方
取引所にログインしてみましょう。
通常通り、IDとパスワードを入力します。
2段階認証の入力画面が表示されたら、インストールした認証アプリを開きます。
一定時間ごとに新しい6ケタの数字が表示されます。
表示される6ケタの数字を入力すれば、ログイン完了です。
各取引所の保証サービス
国内の取引所コインチェックとビットフライヤーが、不正ログインに対する保証サービスを提供しています。
「2段階認証」を設定しているアカウントのみ対象となりますので、保証サービスを受けるためにも設定しておいたほうがいいですね。
コインチェック
- 2段階認証を設定しているアカウントが対象
- 保証対象は「コインチェック」に不正ログインされたことによる損害
- 東京海上日動と連携
- 預かり資産最大100万円まで保証
ビットフライヤー
- アカウントがトレードクラスで、ログイン時・日本円出金時に2段階認証を設定しているアカウントが対象
- 三井住友海上火災保険と連携
- 預かり資産100万円以内は最大10万円、それ以上は最大500万円まで
仮想通貨の管理は自己責任
2段階認証は、取引所を使う上で最低限のセキュリティです。
2段階認証をしていたから絶対安心というわけではありませんが、
設定しておけば防げた仮想通貨の盗難が数多く発生しています。
設定せずに資産を盗まれたとしても、誰も責任を取ることができません。
自己責任は「管理されない自由な通貨」の裏返し
「管理は自己責任」と聞くと、不安を煽るように聞こえるかもしれませんが、裏返すと仮想通貨は「誰にも管理されない自由」のある通貨だということです。
日本にいるとイメージできませんが、世界中には「自国の通貨が安定しない」地域がたくさんあります。
また突然、政府が「明日から新しい貨幣を使います」と発表すれば、今自分が持っている貨幣がその瞬間紙くずとなってしまうことも起きています。
そんなときでも、あなたのコインは無事です。世界中、どの地域でも使うことができます。
仮想通貨を守るためにも、まだ2段階認証をしていなかった人は、この機会にぜひ設定するようにしましょう。
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